■ 大高理工の治山コンサルタント事業
日本の森林は樹木が密生し、「緑のダム」と呼ばれ、豪雨時に雨を地下に浸透させ雨水が一気に流出するのを抑えます。
また、土砂の流出を防止する役割を担っています。
私たちは山紫水明と言われる日本の風土を代表するこの大切な自然を、様々な治山事業で守っています。
■ 山腹崩壊地を復旧し、裸地を緑化(主な工種:土留工・植栽工・緑化工等)
山腹崩壊地を放置したままにすると、更に崩壊が拡大し、渓流を通じて土砂が下流へ流出することにより、大災害へつながる恐れがあります。
そのため、崩壊地に土留工・植栽工・緑化工等を施工することで、裸地部分の植生を回復させることにより、崩壊斜面の土砂の流出を抑え元の安定した山林の状態に戻します。
■ 荒廃した渓流の安定を図る(主な工種:谷止工・床固工・流路工等)
荒廃した渓流では、渓岸・渓床が浸食されて、土石流や山腹崩壊を起こす恐れがあります。 荒れている渓流に治山ダム(谷止工・床固工・流路工)を施工することで、渓流の勾配を緩やかにします。これにより、水流による渓岸・渓床の浸食防止や不安定な土石の移動を抑止し、下流部への土砂災害の発生を防ぎます。
■ コンサルタント事業の流れ
【1.調査】地域全体の現状を把握するため、現地踏査や資料の収集、測量による調査を行います。 |
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【2.計画の立案】調査結果を基に、地域における長期的で総合的な全体計画を立案します。 |
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【3.計画設計】全体計画を基に、具体的な施設計画を行って、事業費を推定します。 |
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【4.測量】計画設計に基づき、詳細(実施)設計に必要な地形を把握するため、現地測量を行います。 |
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【5.詳細(実施)設計】計画設計に基づき、設計条件を定め、工事に必要な図面を作成し、事業費の算出に必要な資料を作成します。 |
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【6.補償調査】工事に必要な用地の取得、あるいは工事によって影響が出る場合の補償費用の算出のために必要な調査を行います。 |
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【7.維持管理】完成した施設が、当初の機能を保ち、地域の人々が安全で安心な生活を維持できるよう管理していきます。また、老朽化した施設に関して、機能を保全するための対策を提案します。 |
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